いきなりですが、みなさんは、自分の遺影を撮っておきたい・・・なんて思ったことはありますか?最近は、動画でメッセージをつくってくれるサービスなどもあって、今の自分を残しておく・・・という習慣、少しづつでき始めているように感じます。
先日、素敵なシニア夫婦のポートレート撮影をコーディネートしました。
今日は、そのことを書きたいと思います。
私は、セカンドステージ大学に通っていた頃から、シニア層のセルフブランディングをサポートする事業ができないかと考えていました。見た目も若々しくて、ネットも使いこなせて、若い世代ともスムーズにコミュニケーションできる・・・そんな素敵なシニアが増えたらいいな、と。
いろんなところでその話をしていたら、ちょうど「個人対象のポートレイトサービスを立ち上げてみたい」と考えている30代の若者たちに出会い、まずは、試にそのエージェントにならせてもらうことにしました。
提供するサービスは、プロのアーティストにちゃんとヘアメイクをしてもらって写真を撮影するという、「ヘアメイク&撮影」サービス。普段の仕事とは別に、ちょっと面白いことしてみたい。普通の人たちがきれいになって、喜んでもらえたらいいな。そんな気持ちをベースにしたサービスです。
ヘアメイクは、主に出版社との契約で雑誌などのヘアメイクやスタイリングの仕事をしている30代の女性。政治家のヘアメイクや、あのAKBのプロデューサー秋元さんのスタイリングもしたことがあるみたいです。
そして写真撮影は、普段はフリーランスでWEB用の撮影などを中心に仕事をしている、こちらも30代の女性カメラマン。ふんわりやわらかな女性です。
ともに関西出身のフランクで親しみやすい人柄。「サロンに行くのはちょっと躊躇してしまうシニア達にも、これなら、安心感があっていいかも・・・」と、直感。
試しに、セカンドステージ大学で知り合った友人にこの話をしてみると、「私、やってみたい!」と即座に乗ってくれたばかりでなく、「家に帰って話してみたら、なんと、夫も撮りたいと言っているの」ということになり、ご夫婦で利用いただくことになったのです!
女性はメイクアップとヘアのスタイリングに約1時間。男性は、お肌のトーンやヘアを整えるのに約40分。そのあとに、撮影をします。友人は、確実に10歳は若く見える、自然で優しい表情。旦那様も、年齢なりの貫録と柔らかな人柄が溶け合った大人の風格。どちらも、ご本人にもご満足いただける写真が撮れました。お互いをちょっと見直したりして・・・ご夫婦の空気も◎!楽しい雰囲気で撮影を終えることができました。よかった~
「生前に自分で自分の遺影を用意しておくことを習慣にするのも、いいかもしれないですね~」
「毎年、撮り直して、ああ、また1年過ごせたなんて実感したり」
「写真で見る、自分史?」
「自分の親に、撮影をプレゼントするのもいいかもしれないですね。親の場合、遺影というと、ちょっとリアルになっちゃいますけど」
「でも、喜ぶかも・・・・」
などという話に発展しました。
撮影した写真をパソコンで見ながら、みんなでセレクトしているときにも、「これ、遺影にいいよね」などと、私たちがあまりにも「遺影」「遺影」と言うので、若者たちはちょっと戸惑ったような、気を遣っているような様子。
「あのね、50歳すぎたら遺影は日常語だから、気にしなくていいの!」「ええっ?そうなんですか?」などという会話も楽しく、和気藹々のうちにレビューも終了しました。後日、最適化した写真データをお渡しします。
そして、友人の旦那様が「きちんとした写真を撮ったことは、自分の中での一つの区切りにもなった。それがとてもよかった。」とおっしゃったのが、心に残りました。ちょうど何かのタイミングでもあったのかもしれませんが、言葉の奥に、これまでの人生の積み重ね、いろいろな想いがあるだろうことを感じました。
考えてみれば、「いまの自分」は、まさにこれまで生きてきた結果そのものです。その意味で、自分らしいと思える納得の1枚を撮ることは、まさに自分自身の人生の区切りなのかもしれません。
「ヘアメイク&撮影」サービスのエージェントは、私にとっては、やりたいことへのひとつの小さな入り口です。でも、いま、納得できる自分を写真におさめておくことのお手伝い。それだけでも、思っていた以上に価値のあることなのかもしれないな・・・そんな想いを深めた一日でした。
メイク&撮影サービスの話①今の自分を写真に残す。
メイク&撮影サービスの話②シニア男性の心境
メイク&撮影サービスの話③シニアの女心
先日、素敵なシニア夫婦のポートレート撮影をコーディネートしました。
今日は、そのことを書きたいと思います。
私は、セカンドステージ大学に通っていた頃から、シニア層のセルフブランディングをサポートする事業ができないかと考えていました。見た目も若々しくて、ネットも使いこなせて、若い世代ともスムーズにコミュニケーションできる・・・そんな素敵なシニアが増えたらいいな、と。
いろんなところでその話をしていたら、ちょうど「個人対象のポートレイトサービスを立ち上げてみたい」と考えている30代の若者たちに出会い、まずは、試にそのエージェントにならせてもらうことにしました。
提供するサービスは、プロのアーティストにちゃんとヘアメイクをしてもらって写真を撮影するという、「ヘアメイク&撮影」サービス。普段の仕事とは別に、ちょっと面白いことしてみたい。普通の人たちがきれいになって、喜んでもらえたらいいな。そんな気持ちをベースにしたサービスです。
そして写真撮影は、普段はフリーランスでWEB用の撮影などを中心に仕事をしている、こちらも30代の女性カメラマン。ふんわりやわらかな女性です。
ともに関西出身のフランクで親しみやすい人柄。「サロンに行くのはちょっと躊躇してしまうシニア達にも、これなら、安心感があっていいかも・・・」と、直感。
試しに、セカンドステージ大学で知り合った友人にこの話をしてみると、「私、やってみたい!」と即座に乗ってくれたばかりでなく、「家に帰って話してみたら、なんと、夫も撮りたいと言っているの」ということになり、ご夫婦で利用いただくことになったのです!
女性はメイクアップとヘアのスタイリングに約1時間。男性は、お肌のトーンやヘアを整えるのに約40分。そのあとに、撮影をします。友人は、確実に10歳は若く見える、自然で優しい表情。旦那様も、年齢なりの貫録と柔らかな人柄が溶け合った大人の風格。どちらも、ご本人にもご満足いただける写真が撮れました。お互いをちょっと見直したりして・・・ご夫婦の空気も◎!楽しい雰囲気で撮影を終えることができました。よかった~
遺影の話で、盛り上がる。
撮影の前に、「主にどんな目的で使いたいですか?」とお聞きすると、遺影としても使える写真が欲しいという答。なるほど、それ、ありますね。「生前に自分で自分の遺影を用意しておくことを習慣にするのも、いいかもしれないですね~」
「毎年、撮り直して、ああ、また1年過ごせたなんて実感したり」
「写真で見る、自分史?」
「自分の親に、撮影をプレゼントするのもいいかもしれないですね。親の場合、遺影というと、ちょっとリアルになっちゃいますけど」
「でも、喜ぶかも・・・・」
などという話に発展しました。
撮影した写真をパソコンで見ながら、みんなでセレクトしているときにも、「これ、遺影にいいよね」などと、私たちがあまりにも「遺影」「遺影」と言うので、若者たちはちょっと戸惑ったような、気を遣っているような様子。
「あのね、50歳すぎたら遺影は日常語だから、気にしなくていいの!」「ええっ?そうなんですか?」などという会話も楽しく、和気藹々のうちにレビューも終了しました。後日、最適化した写真データをお渡しします。
1枚の写真は、人生の区切りにもなる。
撮影のあと、せっかくの機会だからと、友人ご夫婦と食事をご一緒に。感想をお聞きすると、「身近にこういう機会がないけど、知らないところは不安だから、今日はよかった」「スタッフの人柄や雰囲気もよくて、気分よく撮影できた」などと言ってくださいました。「気分よく」は、大切なキーワードかな。そして、友人の旦那様が「きちんとした写真を撮ったことは、自分の中での一つの区切りにもなった。それがとてもよかった。」とおっしゃったのが、心に残りました。ちょうど何かのタイミングでもあったのかもしれませんが、言葉の奥に、これまでの人生の積み重ね、いろいろな想いがあるだろうことを感じました。
考えてみれば、「いまの自分」は、まさにこれまで生きてきた結果そのものです。その意味で、自分らしいと思える納得の1枚を撮ることは、まさに自分自身の人生の区切りなのかもしれません。
「ヘアメイク&撮影」サービスのエージェントは、私にとっては、やりたいことへのひとつの小さな入り口です。でも、いま、納得できる自分を写真におさめておくことのお手伝い。それだけでも、思っていた以上に価値のあることなのかもしれないな・・・そんな想いを深めた一日でした。
メイク&撮影サービスの話①今の自分を写真に残す。
メイク&撮影サービスの話②シニア男性の心境
メイク&撮影サービスの話③シニアの女心
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